パビリオン自前建設47カ国=政府、出展形式の概要公表―大阪・関西万博 2024年07月12日

 2025年大阪・関西万博の海外パビリオンを巡り、自見英子万博担当相は12日の閣議後記者会見で、161の参加国・地域の出展タイプを明らかにした。参加国が自前で建設する「タイプA」は47カ国が出展する。タイプAは独創的なデザインから「万博の華」とされ、当初は60カ国が予定していたが、資材価格の高騰などで業者との契約が難航。建設の遅れが問題となっていた。
 各国のパビリオンへの入場予約は9月下旬以降始まる。出展タイプが固まったことで、今後は建物の整備と運営面での準備が課題となる。政府と日本国際博覧会協会(万博協会)は各国の具体的な展示内容などを早期に公表したい考えだ。
 万博協会によると、タイプAの47カ国のうち、43カ国が施工業者を決め、うち35カ国が着工済み。残る4カ国も詰めの調整をしているとみられる。タイプAの出展数が減ることで魅力の低下も懸念されるが、自見氏は「どのような形式でも各国は創意工夫に富んだ出展を予定している」と強調した。 

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記者会見する自見英子万博担当相=12日午後、東京・永田町
記者会見する自見英子万博担当相=12日午後、東京・永田町

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