1人区、自民14勝18敗=07年以来の負け越し【25参院選】 2025年07月21日 02時03分

20日投開票の参院選の焦点だった全国32の「1人区」で、自民党は14勝18敗の結果に終わった。自民が負け越したのは1人区が29だった2007年参院選での6勝23敗以来。立憲民主党は8勝、国民民主党は3勝し、野党系で無所属を含め17議席を勝ち取った。
勝敗のカギを握るとみられた野党候補の一本化は今回、限定的にしか実現しなかったものの、1人区全てに候補者を擁立した参政党が保守地盤を切り崩し、立民などに有利に働いたとみられる。
自民は前回22年の参院選では28勝4敗だった。今回は石川、福井、鳥取・島根、山口などの「保守王国」の議席を死守する一方、東北では福島の1勝にとどまり、四国で全敗を喫した。森山裕幹事長の地元である鹿児島では1955年の結党以来初めて議席獲得を逃した。