駐日大使にルトビノフ氏=大統領が外交団刷新―ウクライナ 2025年07月21日 20時07分
ウクライナのゼレンスキー大統領は21日、駐日大使にユーリー・ルトビノフ前在日大使館公使参事官を任命した。ロシアによる侵攻が続く中、ウクライナへの支援を主導する先進7カ国(G7)の中で日本に駐在する大使だけが不在となっていた。コルスンスキー前駐日大使は今春に離任した。
ルトビノフ氏は日本語が堪能で、関係者によると、9月にも着任する可能性がある。コルスンスキー氏は2020年に駐日大使に着任。X(旧ツイッター)を通じた情報発信に力を入れたほか、日本の支援を得るために奔走した。ゼレンスキー氏は、ルトビノフ氏にもこうした役割を期待しているとみられる。
ウクライナでは17日、侵攻開始後の約3年半で初めて本格的な政権人事が行われ、スビリデンコ首相が率いる内閣が発足。ゼレンスキー氏は21日、再任のシビハ外相と会談し、外交団を刷新した。現地メディアによると、今回任命された大使はルトビノフ氏を含めて16人。G7では駐カナダ大使も交代した。