トランプ氏、カナダ首相に祝意=「主権国家として協力」 2025年04月30日 08時35分

カナダのカーニー首相(左)とトランプ米大統領(AFP時事)
カナダのカーニー首相(左)とトランプ米大統領(AFP時事)

 【ニューヨーク時事】トランプ米大統領は29日、カーニー・カナダ首相と電話会談し、同国の下院総選挙でカーニー氏が率いる与党・自由党が第1党として政権を維持したことに祝意を伝えた。両首脳は近く直接会談することで一致した。カナダ首相府が同日、発表した。
 また、両国が「独立した主権国家として」協力することの重要性について確認したという。トランプ氏はカナダを併合する考えを重ねて示し、米国の「51番目の州」になれば「いいことばかりだ」と28日にSNSで述べていた。
 カナダ公共放送CBCによると、28日に行われた下院総選挙で、自由党は単独過半数に届かず、引き続き少数与党の状態が続く見通し。高関税政策を掲げ、併合をちらつかせるトランプ氏への対応が喫緊の課題となる。 

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