〔米株式〕NYダウ反落、87ドル安=ナスダックも安い(26日午前) 2024年12月27日 00時18分
【ニューヨーク時事】休場明け26日午前のニューヨーク株式相場は、薄商いの中を利食い売りが先行し、反落している。優良株で構成するダウ工業株30種平均は午前10時現在、前営業日(24日)終値比87.81ドル安の4万3209.22ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は77.52ポイント安の1万9953.61。
この日は、サンタクロースラリーの期間(年内最後の5営業日と翌年最初の2営業日)の2日目に当たる。クリスマス翌日で引き続き休暇を取る市場参加者も多く、薄商いが予想されている。ダウは利益確定の売りが先行し、一時180ドル余り下落したあと、下げ幅を縮小した。
米労働省が朝方発表した週間新規失業保険申請件数(21日までの1週間)は前週比1000件減の21万9000件と、市場予想(ロイター通信調べ)の22万4000件を下回った。2週連続の改善となり、米労働需給の底堅さを示唆したが、反応は限定的だった。
ダウ平均構成銘柄では、エヌビディア、ホーム・デポがともに0.7%安となったほか、セールスフォース、ゴールドマン・サックスなども下落。一方、ユナイテッドヘルス・グループ、ベライゾン・コミュニケーションズはいずれもしっかり。他の個別株では、ホンダの米国委託証券(ADR)は3%超上伸。ホンダと日産自動車が23日、経営統合に向け協議入りしたと正式発表したことが支援要因となっているという。