RFS、中間貯蔵施設を公開=操業1カ月、搬出先めど立たず 2024年12月10日 19時43分

リサイクル燃料貯蔵(RFS)が公開した中間貯蔵施設で一時保管されている使用済み核燃料が入った金属製容器(キャスク)=10日午前、青森県むつ市(同社提供)
リサイクル燃料貯蔵(RFS)が公開した中間貯蔵施設で一時保管されている使用済み核燃料が入った金属製容器(キャスク)=10日午前、青森県むつ市(同社提供)

 東京電力ホールディングス(HD)と日本原子力発電が共同出資するリサイクル燃料貯蔵(RFS)は10日、原発から出た使用済み核燃料を一時保管する中間貯蔵施設(青森県むつ市)を報道陣に公開した。先月6日の操業から約1カ月が経過したが、最長50年とされる貯蔵期間終了後の搬出先のめどは立っていない。
 建屋には、東電柏崎刈羽原発(新潟県)の使用済み燃料が入った全長約5.4メートルの金属製容器(キャスク)1基が保管されていた。計288基のキャスクの収容が可能だが、RFS地域交流部の安藤達也副部長は「貯蔵から40年くらいで搬出作業に入らないと、50年目までに全て運び出し切れない」と指摘した。 

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