ガザへの支援物資搬入再開=「ハマスに渡らぬよう行動」―イスラエル 2025年05月19日 05時46分

18日、パレスチナ自治区ガザで、食料を求めて集まる避難民(EPA時事)
18日、パレスチナ自治区ガザで、食料を求めて集まる避難民(EPA時事)

 【カイロ時事】イスラエル首相府は18日、パレスチナ自治区ガザへの人道支援物資の搬入を再開すると発表した。イスラエルは、イスラム組織ハマスが物資を横取りして体制維持を図っていると主張し、3月から一切の物資搬入を禁止。ガザでは食料不足が深刻化し、危機的状況に国際社会が懸念を強めていた。
 首相府は声明で、今回の措置は「ガザでの飢餓を防ぐため」で、搬入されるのは「基本的な量の食料」と説明。その上で、「物資がハマスに渡らないよう行動する」と強調した。
 報道によると、ネタニヤフ首相が18日の治安閣議で再開を通告。対パレスチナ強硬派の極右政党党首ベングビール国家治安相らから批判が噴出したという。 

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