〔東京外為〕ドル、144円台半ば=買い戻しで小幅高(7日午前9時) 2025年07月07日 09時04分

 7日朝の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、前週末の海外市場でやや買い戻された流れを受け、1ドル=144円台半ばへと小幅に水準を切り上げている。午前9時現在、144円49~49銭と前週末(午後5時、144円39~41銭)比10銭の小幅ドル高・円安。
 前週末の海外市場では、欧州時間は東京時間午後に売られた反動から買い戻され、米国時間序盤に144円40銭台へ浮上。その後、独立記念日で米国市場が休みとなり、取引が薄い中を144円50銭台へ水準を小幅に切り上げた。終盤に向けて同水準で動意を欠いた。
 週明け7日東京時間早朝も同水準でもみ合っている。前週末の米国市場が休みだったことを受け、「手掛かり材料に乏しく、動きにくい」(FX業者)という。また、「米関税政策の行方を見守る必要があり、取引を手がけにくい」(大手邦銀)と指摘される。
 チャート的には「3日の強い米雇用統計で145円台前半に急伸したが、同統計の発表前の水準(144円台半ば)からの値動きは、おおむね高値から半値ほど下がり、とりあえずの落ち着きどころではないか」(同)との声が聞かれ、本日は144円台半ばを軸に狭いレンジでの取引にとどまる公算が大きい。
 ユーロは対円、対ドルで小幅高。午前9時現在、1ユーロ=170円21~22銭(前週末午後5時、169円95~98銭)、対ドルでは1.1779~1780ドル(同1.1769~1770ドル)。

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