〔東京株式〕上げ幅拡大=関税交渉進展を好感(8日後場寄り付き) 2025年05月08日 12時47分

 (後場寄り)後場の日経平均株価は前日比163円69銭高の3万6943円35銭と、上げ幅を広げて始まった。トランプ米大統領が関税政策を巡り記者会見を開くと自身が運営するSNSに投稿したことを受け、貿易交渉の進展が好感されている。

 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比83円49銭高の3万6863円15銭と、小幅上昇して終了した。米株高を受けて買い優勢でスタート。半導体関連株の一角が指数の上昇を支えたが、米中貿易協議を前に様子見姿勢が強まり、買いは強まらなかった。東証株価指数(TOPIX)は4.80ポイント安の2691.36。
 33%の銘柄が値上がりし、64%が値下がりした。出来高は8億5100万株、売買代金は1兆9919億円。
 業種別株価指数(33業種)は、サービス業、証券・商品先物取引業などが上昇。下落は海運業、保険業、陸運業、医薬品など。
 【スタンダード】スタンダードTOP20は小幅高。出来高は2億2187万株。
 【グロース】グロース250とグロースCoreは下落。

 (10時02分)日経平均株価は上げ幅を縮めて、下げに転じた。下げ幅が拡大する場面もあり、「これまでの急上昇に伴う調整で売りに押される」(大手証券)展開になっている。一方、トランプ米政権が、バイデン前政権が打ち出したAI(人工知能)向け半導体の輸出規制を見直すとの報道を受け、半導体株の一角が上昇。NTT〈9432〉による完全子会社化が伝えられたNTTデータG〈9613〉には買い注文が殺到している。

 (寄り付き)日経平均株価は前日比83円72銭高の3万6863円38銭で始まった。前日の米株上昇の流れを引き継ぎ、買いが先行している。

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