与党、一本化巡り混乱=12日選挙運動スタート―韓国大統領選 2025年05月11日 11時37分

【ソウル時事】韓国大統領選(6月3日投開票)の公式選挙運動の開始を12日に控え、保守系与党「国民の力」の公認候補に復活した金文洙前雇用労働相が11日、立候補を届け出た。韓悳洙前首相との保守系候補の一本化協議を巡り与党の混乱が露呈し、厳しい選挙戦となりそうだ。
金、韓両氏は一本化を目指し協議を重ねたが、決裂。与党執行部は10日、金氏の公認を一時取り消し韓氏への候補交代を試みたものの、交代案が党員投票で否決され、金氏が公認候補に復活していた。
これを受け、韓氏は11日の記者会見で「全てを謙虚に受け入れ承服する」と述べ、出馬取りやめを正式に表明。金氏の元を訪れ「勝つためには(金氏を中心に)団結しなければならない。私もできることをする」と伝えた。