消費減税、税調で是非議論=森山自民幹事長が方針 2025年05月08日 12時40分

記者会見する林芳正官房長官=8日、首相官邸
記者会見する林芳正官房長官=8日、首相官邸

 自民党の森山裕幹事長は8日、消費税減税を求める声が与野党から上がっていることを踏まえ、近く党税制調査会で是非を議論する方針を明らかにした。自民有志から食料品などの消費税率をゼロにすべきだとの提言を党本部で受けた際、こうした考えを伝えた。
 提言した中村裕之衆院議員らによると、森山氏は党所属の全国会議員が出席可能な党税調の会合で消費税の「勉強会」を行うと説明し、「そこで意見を伝えてほしい」と述べた。大量の赤字国債発行が続く財政状況への懸念も示したという。
 これに関し、林芳正官房長官は記者会見で「消費税は全世代型社会保障制度を支える重要な財源」と説明。「食料品に対する税率を含め、その税率を引き下げることは適当ではない」と述べた。 

注目ニュース