〔東京株式〕しっかり=リスク回避の売りは一服(15日後場寄り付き) 2025年04月15日 12時39分
(後場寄り)後場の日経平均株価は前日比319円12銭高の3万4301円48銭と前場終値を上回って始まるなど、しっかり。リスク回避的な売りは一服し、引き続き幅広い業種がプラスで推移している。
(前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比302円66銭高の3万4285円02銭、東証株価指数(TOPIX)は27.59ポイント高の2516.10と、ともに続伸。前日の米国株上昇を受けて投資家心理が上向き、買いが優勢になった。トランプ米大統領が自動車などに対する追加関税について救済措置を行う方針を示したため、関連株の上昇率が大きくなった。
60%の銘柄が値上がりし、36%が値下がりした。出来高は7億3777万株、売買代金は1兆6703億円。
業種別株価指数(33業種)は輸送用機器、ゴム製品、非鉄金属、銀行業などが上昇した。下落は電気・ガス業、不動産業など。
【スタンダード】スタンダードTOP20は続伸。出来高2億2467万株。
【グロース】グロース250は上昇。グロースCoreは反発。
(10時21分)日経平均株価は3万4000円台前半でもみ合っている。「トランプ米政権が高関税政策をいくつか修正したことで投資家心理はいったん落ち着いた」(国内証券)といい、寄り後も幅広い業種がプラスで推移している。14日にトランプ氏が追加関税に猶予期間を設ける可能性を示唆したことで、トヨタ〈7203〉など自動車関連株の上昇率が特に大きくなった。ただ、「近く始まる日米交渉を担当するベセント米財務長官は、簡単な相手ではない」(大手証券)など警戒姿勢も残り、戻り売りや利益確定売りに上値を抑えられている。売買代金も伸びていない。
(寄り付き)前場の日経平均株価は前日比366円65銭高の3万4349円01銭で始まった。前日に米国株が上昇した流れを引き継ぎ、幅広い業種で買いが先行している。