〔東京株式〕伸び悩む=戻り売りが上値抑える(25日後場寄り付き) 2025年03月25日 12時38分

 (後場寄り)後場の日経平均株価は前日比255円07銭高の3万7863円56銭と、前場終値を下回って始まった。国内に新たな買い材料がない中、引き続き戻り待ちの売りなどに上値を抑えられている。

 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比273円21銭高の3万7881円70銭、東証株価指数(TOPIX)は9.04ポイント高の2799.92と、ともに反発。トランプ関税に対する警戒感が和らいで買いが広がった米国市場の展開を引き継ぎ、買いが先行した。為替の円安も追い風になった。ただ、米国の政策を巡る不透明感は根強く、戻り待ちの売りなども出て上値を抑えた。
 55%の銘柄が値上がりし、40%が値下がりした。出来高は8億0066万株、売買代金は1兆9367億円。
 業種別株価指数(33業種)は精密機器、非鉄金属、不動産業、石油・石炭製品などが上昇。電気・ガス業、銀行業などは下落。
 【スタンダード】スタンダードTOP20は小幅高。出来高2億0513万株。
 【グロース】グロース250は反発。グロースCoreは小幅続伸。

 (10時21分)日経平均株価は3万8000円台を回復した。米市場でハイテク業種の上昇率が大きくなったことから、半導関連体や電線株の一角が買われて売買代金上位に並んだ。「トランプ関税」に対する警戒感がいったん和らぎ、為替がドル高・円安に振れたことで、トヨタ〈7203〉など自動車株の一角も堅調に推移している。一方、原油高や円安に弱い電力株は軟調だ。「トランプ米政権の政策を巡る懸念は残っている」(大手証券)ようで、3万8100円台ではね返されている。「3万6000~3万8000円でのボックス状態はまだ変わっていない」(同)という。

 (寄り付き)前場の日経平均株価は前日比344円66銭高の3万7953円15銭と反発して始まった。米国株の上昇を受けて、幅広い業種で買いが先行している。

注目ニュース