〔東京外為〕ドル、149円台後半=米長期金利低下で下落(26日午前9時) 2025年03月26日 09時03分

 26日朝の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米長期金利の低下を受けて、1ドル=149円台後半に下落した。午前9時現在は、149円94~94銭と前日(午後5時、150円71~72銭)比77銭のドル安・円高。
 25日の海外市場では、欧州時間は利益確定や持ち高調整の売りが先行し、150円近辺へ下落した。米国時間は、3月の消費者景気信頼感指数の低調な結果や、トランプ関税への警戒感などを受けて長期金利が低下し、中盤には149円50銭台まで水準を切り下げた。終盤は、主要株価指数の持ち直しや長期金利の下げ止まりで、149円90銭台に持ち直した。26日の東京早朝は、同水準で一進一退。
 英メディアは25日、「相互関税について、2段階の実施を検討」し、最大50%の関税を課す可能性があると報じた。足元、トランプ関税を巡る報道などにより、リスクオンとリスクオフの動きが交錯しており、ドル円は明確な方向感が出ていない。目先も、相互関税などに関するヘッドラインなどを見極める時間帯が続き、ドル円は「149~152円のレンジ推移にとどまる」(国内銀行)とみる向きが多い。
 ユーロは対円で下落、対ドルは横ばい。午前9時は、1ユーロ=161円75~77銭(前日午後5時、162円60~60銭)、対ドルでは1.0788~0789ドル(同1.0787~0787ドル)。

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