〔東京外為〕ドル、144円台半ば=調整買いで上昇(27日午後5時) 2025年06月27日 18時40分

 27日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、月末に伴う持ち高調整の買いなどで、1ドル=144円台半ばに上昇した。午後5時現在、144円46~47銭と前日(午後5時、144円06~06銭)比40銭のドル高・円安。
 午前は、東京都区部CPI上昇率が予想を下振れたことや、日経平均株価の大幅上昇を受けて買いが優勢となり、144円80銭付近まで上伸。買い一巡後は、利益確定売りに押され、144円20~30銭台に下落した。
 午後は、手掛かり材料が乏しい中、144円20~50銭台でもみ合った。
 月末、四半期末を控えて、「実需の売買がみられた」(国内銀行)とされる。ただ、相場を一方向に動かす材料は見当たらず、レンジ内での推移にとどまった。海外時間も「月末フローでの取引は続く」(同)とみられるが、引き続き方向感は出にくいとの見方が多い。
 ユーロは対円で上昇、対ドルで横ばい圏。午後5時現在、1ユーロ=169円24~25銭(前日午後5時、168円69~71銭)、対ドルでは1.1715~1716ドル(同1.1710~1710ドル)。

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