〔ロンドン外為〕円上昇、143円台前半(6日午前10時) 2025年05月06日 18時28分

 【ロンドン時事】連休明け6日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、アジア通貨全般がドルに対して買われる流れで円買い・ドル売りが優勢となり、1ドル=143円台前半に上昇した。午前10時現在は143円09~19銭と、前週末午後4時(143円96銭~144円06銭)比87銭の円高・ドル安。
 序盤は、前日の海外市場で台湾ドルを中心に対ドルで上昇した動きにつれ、円買い・ドル売りが先行。一時142円90銭近辺まで上昇する場面もあった。
 市場では「(通貨安を問題視する)米国との通商交渉を巡り、為替に関する思惑がドル売りを招いた。何が出てくるか注視しており、もう少し(ドル売りで)備える動きが出そうだ」(邦銀筋)との声が聞かれた。
 対ユーロは1ユーロ=162円08~18銭(前週末午後4時は163円68~78銭)と、1円60銭の大幅な円高・ユーロ安。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.1322~1332ドル(同1.1364~1374ドル)。
 ポンドは1ポンド=1.3310~3320ドル(同1.3315~3325ドル)。

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