〔NY外為〕円、143円台半ば(25日朝) 2025年04月25日 22時09分

 【ニューヨーク時事】週末25日午前のニューヨーク外国為替市場では、米中貿易摩擦激化への懸念が後退する中で円売り・ドル買いが先行した流れを引き継ぎ、円相場は1ドル=143円台半ばに下落している。午前9時現在は143円40~50銭と、前日午後5時(142円56~66銭)比84銭の円安・ドル高。
 中国メディアの財経は25日、中国が米国製の一部半導体について、対米報復関税の適用対象から外したと伝えた。米ブルームバーグ通信は同日、米国への依存度が高い医療機器などについても免除対象への追加が検討されていると報じた。これを受けて、米中貿易戦争激化への投資家の警戒感が後退し、海外市場では円が売られる展開。朝方の早い段階では主要経済指標の発表がなく、ニューヨーク市場に入ってからも円安・ドル高の流れが続いている。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1350~1360ドル(前日午後5時は1.1384~1394ドル)、対円では同162円80~90銭(同162円42~52銭)と、38銭の円安・ユーロ高。

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