〔NY外為〕円、149円台前半(21日) 2025年03月22日 06時36分
【ニューヨーク時事】週末21日のニューヨーク外国為替市場では、米長期金利の上昇を眺めて円売り・ドル買いが優勢となり、円相場は1ドル=149円台前半に小幅下落した。午後5時現在は149円27~37銭と、前日同時刻(148円72~82銭)比55銭の円安・ドル高。
ニューヨーク市場は148円88銭で取引を開始。米国の通商政策を巡る不透明感が根強い中、午前中の円相場は1ドル=148円台後半で小動きとなった。主要な米経済指標の発表もなく、日米の金融政策会合を終えて持ち高調整の商いが中心となった。
トランプ米大統領が主張する、貿易相手国と同水準の関税を課す「相互関税」の発動を4月2日に控えて、市場では警戒感が強かった。トランプ氏はこの日、関税には「柔軟性がある」との認識を示したことで、高関税政策による景気減速懸念が弱まる中、米国債が売られた。またブルームバーグ通信は、米通商代表部(USTR)のグリア代表が来週、中国側と電話協議すると報じた。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0805~0815ドル(前日午後5時は1.0848~0858ドル)、対円では同161円33~43銭(同161円41~51銭)と、08銭の円高・ユーロ安。