〔東京株式〕小幅高=トランプトレード続く(16日後場中盤) 2024年07月16日 14時05分

 (13時44分)日経平均株価は小幅高で足踏み状態。プライム市場の銘柄の6割近くが上昇している。引き続き「トランプトレード」による買いで防衛関連株が大きく上昇している。前週までの連騰の反動で利益確定売りが一定数量出ているものの「底堅い」(国内証券)という。

 (後場寄り)午後の日経平均株価は前営業日比169円22銭高の4万1359円90銭と前場終値付近で始まった。半導体株に加え、金融株も日経平均を押し上げている。

 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前営業日比209円04銭高の4万1399円72銭と反発。東証株価指数(TOPIX)は22.48ポイント高の2917.04。前週末の大幅下落による値頃感から買いが入った。特に前週は弱さが目立った大型の半導体や電子部品株の一角が堅調で、指数を支えた。
 59%の銘柄が値上がりし、38%が値下がりした。出来高は8億1222万株、売買代金は1兆9940億円。
 業種別株価指数(33業種)は証券・商品先物取引業、保険業、銀行業などの上昇率が大きかった。下落は繊維製品、空運業、小売業など。
 【スタンダード】スタンダードTOP20は続伸。出来高は2億4070万株。
 【グロース】グロース250、グロースCoreは堅調。

 (10時01分)日経平均株価は朝方に比べて少し上げ幅を広げるなど、しっかり。連休前に大きく値下がりした半導体や電子部品の関連銘柄が買われ、指数を支えている。個別では三菱重〈7011〉など防衛関連銘柄の強さが目立ち、業種では証券や保険、鉱業の上昇率が相対的に大きく、「東京市場でもトランプトレードが見られる」(大手証券)という。ただ、「目先は調整しやすい状況になっており、半導体株が値を保てないと日経平均もマイナスに転じるかもしれない」(同)としている。

 (寄り付き)日経平均株価は前営業日比176円11銭高の4万1366円79銭と、上昇して始まった。前週末の大幅下落の反動で買いが入っている。

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