日銀の田村直樹審議委員は１２日、岡山市での講演後に記者会見し、今後の利上げペースに関し「欧米とは異なりゆっくりとしたペースになる可能性が高い」との見方を示した。年内の再利上げは「今の時点で予断を持って語ることはできない」と述べた。
講演で田村氏は、経済・物価が見通し通りに推移すれば「２０２６年度までの見通し期間後半に少なくとも１％程度まで短期金利を引き上げていくことが必要だ」と表明した。その後の会見では「１％と決め打ちしているわけではなく、段階的に金利を引き上げて経済・物価の反応を確認し、水準を探っていく必要がある」と説明し、物価が上下に振れれば適切な水準も変わると指摘した。
| 2024/09/12 18:44 | 年内利上げ「予断持てず」＝欧米よりペース緩やか―田村日銀委員 |
| 2024/09/12 12:10 | 利上げ「少なくとも１％」＝２％物価目標実現なら―日銀の田村審議委員 |
| 2024/09/12 08:55 | ８月の企業物価、２．５％上昇＝８カ月ぶり鈍化―日銀 |
| 2024/09/11 18:24 | 金融市場「いまだ不安定」＝影響見極め優先―中川日銀委員 |
| 2024/09/11 15:11 | 円急騰、一時１４０円台＝日経平均は７営業日続落―東京市場 |
| 2024/09/05 17:26 | 金融市場「変動高まりやすい」＝見通し実現なら利上げ―高田日銀審議委員 |
| 2024/09/05 12:14 | 見通し通りなら「緩和度合い調整」＝市場変動、影響残存―高田日銀委員 |
| 2024/08/28 17:33 | 市場注視を最優先＝経済・物価への影響見極め―氷見野日銀副総裁 |
| 2024/08/28 11:11 | 「不安定な市場、当面注視」＝想定通りなら利上げ維持―氷見野日銀副総裁 |
| 2024/08/27 17:35 | 短観で賃金把握検討＝日銀が予備調査、９月から |
