米、物価圧力は減退=経済成長「緩やかに減速」―FOMC要旨 2024年07月04日 06時01分

米連邦準備制度理事会(FRB)=ワシントン(AFP時事)
米連邦準備制度理事会(FRB)=ワシントン(AFP時事)

 【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)は3日、6月11日と12日に開かれた連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表した。参加者は、労働市場の過熱が沈静化したことなどから「物価圧力が減退している」との判断を示した。また、大多数が経済成長に関し「緩やかに減速しているようだ」と指摘したことも分かった。
 会合では、政策金利を年5.25~5.5%に7会合連続で据え置くことを決定。同時に公表された政策金利見通しでは、2024年に0.25%幅で1回の利下げを行う想定が提示された。今年に入り、インフレ鈍化の足踏みが続いたことを受け、利下げ回数予想は3月時点の3回から減少した。 

FED(最新10件)