新紙幣、ゆかりの団体へ=記番号「1」は貨幣博物館―日銀 2024年07月03日 17時25分
日銀は3日、若い記番号の新紙幣を肖像や図柄にゆかりの深い団体などに贈呈すると発表した。新紙幣を周知するため一般公開を前提とする。最も若い記番号「1」は3券種とも日銀の貨幣博物館(東京・日本橋)に収蔵する。
記番号は紙幣に印刷されている計10桁のアルファベットと数字。「AA000001AA」が最も若い番号となる。
1万円札は、肖像の渋沢栄一が創立した東京商工会議所に「2」番を、故郷の埼玉県深谷市に「6」番を贈呈する。裏面にあしらわれた東京駅を設計した辰野金吾の出身地である佐賀県唐津市には「7」番を贈る。
5千円札は、津田梅子の生誕地である東京都新宿区に「2」番を、津田が創立した津田塾大学に「3」番を贈呈。千円札は、図柄に描かれた葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」の舞台である神奈川県に「2」番を贈るほか、肖像の北里柴三郎が設立した北里研究所に「3」番を、出身地の熊本県小国町に「4」番を贈呈する。