〔NY外為〕円、146円台前半(14日朝) 2025年05月14日 22時20分

 【ニューヨーク時事】14日午前のニューヨーク外国為替市場では、海外市場で対韓国ウォンでのドル売りが対円相場にも波及した流れを引き継ぎ、円相場は1ドル=146円台前半に上昇している。午前9時現在は146円25~35銭と、前日午後5時(147円43~53銭)比1円18銭の大幅な円高・ドル安。
 米メディアは14日、関係筋の話として米韓高官が5月初旬に為替協議を行っていたと報道した。韓国政府当局者はその後、米高官と為替協議を行ったことを確認した。これを受け、海外市場では韓国ウォン買い・ドル売りが進行、ドル売りの流れが対円相場にも波及し、円が上昇した。
 前日発表された4月の米消費者物価指数(CPI)の伸び率は鈍化し、市場予想を下回った。インフレの落ち着きを背景にした前日からの対主要通貨でのドル安地合いも、この日の円相場の下支えとなっている。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1210~1220ドル(前日午後5時は1.1180~1190ドル)、対円では同164円10~20銭(同165円00~10銭)と、90銭の円高・ユーロ安。

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