5月提言へ議論着手=自民財政改革本部 2025年04月08日 18時48分

自民党の財政改革検討本部であいさつする小野寺五典政調会長(右奥から3人目)=8日午後、東京・永田町の同党本部
自民党の財政改革検討本部であいさつする小野寺五典政調会長(右奥から3人目)=8日午後、東京・永田町の同党本部

 自民党は8日、積極財政派と財政規律派のそれぞれの組織を統合した「財政改革検討本部」(本部長・小野寺五典政調会長)の初めての総会を党本部で開き、財政健全化に向けた目標などの議論に着手した。提言を5月にまとめ、政府の経済財政運営の基本指針「骨太の方針」への反映を目指す。
 提言の取りまとめでは、積極派と規律派の意見をどのように集約するかが焦点。8日の総会では、「積極財政を唱える有識者の意見を聞くべきだ」と訴える議員がいた一方、「財政健全化の旗を降ろすべきではない」との意見も出た。
 小野寺氏は総会で、「米国の関税政策の影響も出ている経済状況だ。さまざまなことを踏まえて議論を積み重ねることが大事だ」と述べた。 

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