パウエル氏に「幻滅」=逆風強まる―米下院議長 2025年07月24日 07時20分

【ワシントン時事】ジョンソン米下院議長(共和党)は、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長に対して「幻滅」していると語った。トランプ大統領や政権が、利下げに慎重なパウエル氏への圧力を強める中、逆風が強まった形だ。米ブルームバーグ通信が23日報じた。
FRBは米議会から「物価安定」と「雇用最大化」を目標として定められており、金融政策運営における独立性の根拠としていた。ジョンソン氏はトランプ氏に極めて近いとはいえ、議会指導部の批判は影響が大きいと言えそうだ。
ジョンソン氏は、トランプ氏がパウエル氏を解任する場合、支持するかと問われ、法的権限が不明だと述べるにとどめた。一方、「あらゆる調査は適切だ」と言明。ベセント財務長官がFRBに求める金融政策以外の業務の見直しを支持する意向を示唆した。