NATO軍事委が会合=ウクライナ「安全の保証」協議 2025年08月21日 01時10分

 【ブリュッセル時事】北大西洋条約機構(NATO)軍事委員会は20日、加盟32カ国の制服組トップによるオンライン会合を開いた。ウクライナでの停戦に向けた外交努力が進む中、軍事面で同国の「安全の保証」の在り方などを協議したとみられる。
 軍事委のカボドラゴーネ議長(イタリア海軍大将)が、X(旧ツイッター)で開催を明らかにした。軍事委は加盟国の参謀総長で構成されるNATOの最上位軍事機関。7月に就任したグリンコウィッチ欧州連合軍最高司令官(米空軍大将)が初めて出席し、「現在の安全保障環境」について報告するという。
 ウクライナの「安全の保証」を巡っては、戦闘終結後に欧州の有志国がウクライナに部隊を派遣する案などが浮上。トランプ米大統領は米軍地上部隊の派遣を否定する一方、防空支援の可能性に言及している。会合では加盟国間の役割分担などについて意見が交わされる見通しだ。 

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