「2国家共存」支持で一致=ガザ情勢など協議―インドネシア・仏大統領 2025年05月28日 20時06分

握手するフランスのマクロン大統領(左)とインドネシアのプラボウォ大統領=28日、ジャカルタ
握手するフランスのマクロン大統領(左)とインドネシアのプラボウォ大統領=28日、ジャカルタ

 【ジャカルタ時事】インドネシアのプラボウォ大統領は28日、同国を訪問中のフランスのマクロン大統領と会談し、イスラエルの軍事作戦が続くパレスチナ自治区ガザ情勢などについて協議し、地域での和平実現にはパレスチナ国家樹立によるイスラエルとの「2国家共存」を支持することで見解が一致した。
 プラボウォ氏は、国民の9割近くがイスラム教徒という国情を踏まえ、ガザ情勢について「即時停戦が成立するよう尽力してほしい」とマクロン氏に要望。「もし戦闘が終結し、イスラエルがパレスチナを国家として認めるのであれば、われわれもイスラエルと外交関係を結ぶ用意がある」と表明した。
 これに対し、マクロン氏は「すべてのパレスチナ人とイスラエルの安全を保証する(必要がある)」と述べ、2国家共存に向けた外交努力を強めると訴えた。 

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