1000人の捕虜交換完了=ロ・ウクライナ、停戦条件が焦点に 2025年05月25日 19時23分
ロシアによるウクライナ侵攻を巡り、両国は25日、トルコでの3年ぶりの直接協議で合意した大規模な捕虜交換を完了した。ロシア国防省が発表した。23日からの3日間で計1000人ずつ解放。今後は合意に基づいて双方が示す「停戦の条件」が焦点となるが、ロシアは厳しい内容を突き付けるとみられ、協議は難航しそうだ。
それぞれ初日は390人、2日目は307人、3日目は303人を解放した。16日に開かれた直接協議は進展に乏しく、ウクライナのゼレンスキー大統領は捕虜交換が「唯一の成果だった」と説明していた。
ロシアのラブロフ外相は23日、「捕虜交換が終わり次第、ウクライナに(停戦条件の)草案を渡す準備が整う」と説明。ロシア代表団を率いるメジンスキー大統領補佐官も、停戦条件の交換後に次回協議を開くとの認識を表明した。