カンヌで停電、映画祭にも影響=放火・破壊が原因か―南仏 2025年05月24日 19時50分

突然の停電に見舞われ、スマートフォンで情報を確認したり、慌ただしく通りを行き交ったりする人々=24日、フランス南部カンヌ
突然の停電に見舞われ、スマートフォンで情報を確認したり、慌ただしく通りを行き交ったりする人々=24日、フランス南部カンヌ

 【カンヌ時事】第78回カンヌ国際映画祭が開かれているフランス南部カンヌなどで24日、大規模な停電が発生した。地元メディアによると、約16万世帯が影響を受けたほか、一部の映画祭会場で上映が中断された。
 停電が起きたのはカンヌを含むアルプマリティーム県西部。公共放送は捜査当局の話として、23日に近隣の変電所が放火被害に遭ったほか、24日には送電鉄塔が何者かによる破壊行為を受け、電力供給の停止につながったと報じた。
 映画祭は24日夜(日本時間25日未明)、最高賞パルムドールを争うコンペティション部門の審査結果を発表して閉幕する。授賞式は、主会場を非常用電源に切り替え、「予定通り、通常の状態」(事務局)で行う。 

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