独軍リトアニア旅団が発足=対ロ抑止で初の外国常駐 2025年05月24日 08時27分

【ベルリン時事】ドイツ軍は22日、バルト3国のリトアニアの首都ビリニュスで、同国に常駐する旅団の発足式典を行った。独軍が単独で国外に大規模部隊を常駐させるのは第2次大戦後初めて。北大西洋条約機構(NATO)と連携し、脅威を増しているロシアに対する抑止力を高める。
4月から約400人の部隊が任務に就いており、2027年までに段階的に4800人規模まで増強する。メルツ独首相は式典で「いかなる侵略者からも欧州の自由を守る。NATOはドイツを頼ることができる」と強調した。リトアニアのナウセーダ大統領が立ち会った。