住宅軒先にコンテナ船=当直居眠りで座礁―ノルウェー 2025年05月24日 08時01分

22日、ノルウェー中部トロンヘイム近郊の住宅そばで座礁したコンテナ船(EPA時事)
22日、ノルウェー中部トロンヘイム近郊の住宅そばで座礁したコンテナ船(EPA時事)

 【ロンドン時事】ノルウェー中部トロンヘイム近郊で22日、全長135メートルのキプロス船籍のコンテナ船が座礁した。船体は沿岸の住宅の庭に進入し、家屋の数メートル手前で停止した。住人や船の乗組員にけがはなかった。英メディアが伝えた。
 コンテナ船は時速約30キロで航行中、フィヨルドに入っても進路を変えず、住宅に真っすぐ向かっていったという。住人のヨハン・ヘルバーグさんは英紙ガーディアンに「窓まで行って、大きな船を見て驚いた。現実とは思えなかった」と当時の様子を語った。
 BBC放送は23日、操舵(そうだ)担当の乗組員が当直中、居眠りをしたと捜査当局に認め、過失航行の容疑で訴追されたと報じた。 

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