石川監督「ある視点」受賞逃す=最優秀はチリの作品―カンヌ映画祭 2025年05月24日 07時20分

 【カンヌ(フランス)時事】フランスで開かれている第78回カンヌ国際映画祭で23日夜(日本時間24日未明)、独自性の強い作品などを対象にした「ある視点」部門の授賞式が行われ、南米チリのディエゴ・セスペデス監督の「フラミンゴの謎めいたまなざし」が最優秀作品賞に輝いた。石川慶監督の「遠い山なみの光」は受賞を逃した。
 最優秀作は、1980年代のチリ北部にある鉱山町で、未知の感染症の真相を追う少女の物語。このほか、パレスチナ人監督のナセル兄弟がパレスチナ自治区ガザの若者を描いた「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ガザ」で監督賞を受賞し、会場の観客から長いスタンディングオベーションで祝福を受けた。 

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