5回目核協議、仲介国が新提案=米イランが検討へ 2025年05月24日 05時53分
【イスタンブール時事】オマーンの仲介で米国とイランが23日にローマで行ったイラン核開発を巡る第5回高官協議で、オマーンが解決に向けた具体策を新たに提示した。協議終了後、イラン交渉団を率いるアラグチ外相が明らかにした。イランによるウラン濃縮活動など双方の対立点の解消を目指す内容とみられ、米イラン両国は専門家レベルで検討を進める。
高官協議は過去4回と同様、オマーンを通じた間接形式で実施。米国からはウィトコフ中東担当特使が参加した。オマーンのバドル外相はX(旧ツイッター)で「幾つか進展があったが、結論は出なかった」と説明するにとどめ、提案の詳細には触れなかった。