ロシアとウクライナ、捕虜ら390人交換=直接協議の唯一の成果 2025年05月24日 00時31分

捕虜交換で解放されたウクライナ人捕虜=23日にゼレンスキー大統領が自身のフェイスブックに投稿、撮影場所不明(ロイター時事)
捕虜交換で解放されたウクライナ人捕虜=23日にゼレンスキー大統領が自身のフェイスブックに投稿、撮影場所不明(ロイター時事)

 ロシアとウクライナは23日、トルコで16日に行った3年ぶりの直接協議で合意していた捕虜交換に着手した。双方はこの日、第1陣390人をそれぞれ解放。ウクライナのゼレンスキー大統領はSNSで、交換は24、25両日も続くと明らかにした。ロシア、ウクライナ両政府は22日、解放予定の1000人のリストを交換したと明らかにしていた。
 ロシア国防省によると、第1陣の帰還者の内訳は、捕虜270人、民間人120人。一度の人数としては大規模だが、捕虜交換自体は過去に何度も行われており、ウクライナに侵攻するロシアが戦闘を停止する兆しはない。
 直接協議は進展に乏しく、ゼレンスキー氏は22日、捕虜交換が「唯一の成果だった」と説明していた。1000人にとどまらず、拘束された全員の解放を目指す考えだ。 

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