対パキスタンで国内結束=紛争は「経済成長に影響なし」―印議員団ら 2025年05月23日 20時23分

来日中のインドの超党派議員団と同国のジョージ駐日大使は23日、東京都内で記者会見し、パキスタンとの係争地カシミール地方で4月に起きたテロについて、パキスタンが実行犯の背後にいると改めて批判し、「テロとそれを支援する国とを区別しない」と表明した。対同国では、与野党、宗派を超えて結束する姿勢を強調した。
議員団を率いる連立与党のクマール・ジャー上院議員は、「パキスタンのテロリズムに対し、全政党、全インドが一つになるということを世界に示す目的がある」と超党派で来日した理由を説明。22日に面会した岩屋毅外相らが「4月のテロを非難し、インドとの連帯を示してくれた」と感謝した。
ジョージ大使は、テロやその後のパキスタンとの交戦がインドの経済成長に与える影響について「全くない」と説明。企業の進出や投資への懸念払拭に努めた。