ガザに「食料配給地帯」設置へ=軍が管理、米企業が関与―イスラエル 2025年05月23日 05時54分

イスラエルのネタニヤフ首相=21日、エルサレム(EPA時事)
イスラエルのネタニヤフ首相=21日、エルサレム(EPA時事)

 【イスタンブール時事】イスラエルのネタニヤフ首相は22日、深刻な人道危機が続くパレスチナ自治区ガザの南部で、住民が安全に食料を受け取ることができる「配給地帯」を設ける方針を明らかにした。イスラエル軍が管理し、米企業が直接住民への提供を担う。
 ネタニヤフ氏は声明で、イスラム組織ハマスによる「支援物資の略奪を防ぐためだ」と主張。「他の地域で戦闘が続く間、住民はハマスに邪魔されず人道支援を受けられる」と強調し、住民に南部への移動を促した。人道状況改善への取り組みを示し、国際社会の批判をかわそうとする狙いもあるとみられる。 

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