米MSからの報酬でガザ支援=ウィンドウズ起動音制作―英著名音楽家 2025年05月22日 18時35分

英国出身の著名音楽家ブライアン・イーノさん=2016年11月、ドイツ北部ハンブルク(EPA時事)
英国出身の著名音楽家ブライアン・イーノさん=2016年11月、ドイツ北部ハンブルク(EPA時事)

 英国出身の著名音楽家ブライアン・イーノさんは21日、米マイクロソフト(MS)の基本ソフト(OS)「ウィンドウズ95」の起動音を制作して得た報酬について、イスラエルのパレスチナ自治区ガザに対する攻撃の被害者支援に充てると表明した。
 イーノさんは、MSのソフトが「パレスチナ人を自宅で爆殺するための追跡システム」などに使われていると指摘。イスラエル政府や軍に提供されるMSのサービスが、ガザでの「監視、暴力、破壊」を支えていると批判した。
 その上で「組織的な民族浄化」を行う政府へのサービス提供は戦争犯罪の「共犯」に当たるとして、「国際法違反に結び付く全てのサービス」をやめるよう呼び掛けた。イーノさんはこれまで、環境保護団体や人権団体の支援も行ってきた。 

海外経済ニュース