欧州、対ロ追加制裁の構え=プーチン氏に圧力強化 2025年05月20日 07時32分

ロシアのプーチン大統領=11日、モスクワ(EPA時事)
ロシアのプーチン大統領=11日、モスクワ(EPA時事)

 【ベルリン時事】欧州諸国は、19日の米ロ首脳の電話会談で、ロシアのプーチン大統領がウクライナでの無条件の停戦に応じなかったことを受け、対ロ追加制裁に踏み切る構えだ。金融やエネルギー部門が対象となる見通し。公正で永続的なウクライナ和平を目指す立場から、プーチン氏に早期の停戦と直接交渉入りへの圧力を強める方針だ。
 トランプ米大統領は19日、会談の内容をウクライナのゼレンスキー大統領のほか、ドイツ、フランス、イタリア、フィンランド、欧州連合(EU)の首脳らに電話で報告した。独政府によると、首脳らは「(今後の)交渉過程の緊密な連携」で合意。欧州側は「制裁を通じてロシアへの圧力を強化する」意向を米側に伝えた。 

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