「長期的に国内生産拡充」=米関税の短期影響否定―エヌビディアCEO 2025年03月20日 14時45分

記者会見する米エヌビディアのフアン最高経営責任者(CEO)=19日、カリフォルニア州サンノゼ
記者会見する米エヌビディアのフアン最高経営責任者(CEO)=19日、カリフォルニア州サンノゼ

 【シリコンバレー時事】米半導体大手エヌビディアのフアン最高経営責任者(CEO)は19日、トランプ米政権による高関税政策の経営への影響について、「長期的には国内生産を拡充していきたい」と述べた。短期的には「業績見通しや財務に大きく響くことはない」と否定した。
 カリフォルニア州で開かれた年次開発者会議「GTC」に合わせ、記者会見した。エヌビディアは半導体の大部分を台湾積体電路製造(TSMC)に依存しており、関税の影響が懸念されている。
 フアン氏は「われわれには俊敏な部品供給網がある」と強調。台湾だけでなく、メキシコやベトナムなどに協力先が分散していると説明した。 

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