日野自に制裁金2370億円=認証不正で罪認める―米 2025年03月20日 12時19分
【ニューヨーク時事】米司法省は19日、日野自動車がエンジンの認証不正を行っていた罪を認めたと発表した。中西部ミシガン州デトロイトの連邦地裁が総額約16億ドル(約2370億円)の制裁金支払いを命じたほか、ディーゼルエンジンを今後5年間米国に輸出することを禁じた。
日野自は2022年にエンジンの排ガスや燃費データの改ざんが発覚。米国など海外で販売した分も含まれ、司法省が調査していた。
司法省は、日野自が不正の結果、10~22年にかけて米国の基準に適合していないエンジン約10万5000基を現地で販売したと指摘。エンジンの多くは同社の大型トラックに搭載されたという。