米政権、口頭弁論延期を要請=日鉄と協議時間確保へ 2025年03月18日 04時55分

【ニューヨーク時事】バイデン前米大統領が日本製鉄による米鉄鋼大手USスチール買収計画を阻止し、日鉄が米政府を訴えた問題で、司法省が来月24日に予定されている口頭弁論の延期を、首都ワシントンの裁判所に要請したことが17日、明らかになった。トランプ政権として改めて日鉄との協議時間を確保し、買収の在り方を見極める狙いだ。
要請は14日付。米政府は申立書で、延期により、この問題を巡る日鉄やUSスチールとの「協議をまとめることができる」と意義を説明した。日鉄側も延期に同意した。トランプ大統領は日鉄の買収計画には反対の立場だが、投資は歓迎しており、協議の行方が注目されそうだ。