フーシ派を「容赦なく攻撃」=イエメン拠点空爆で50人超死亡―米長官 2025年03月17日 14時34分

【エルサレム時事】ヘグセス米国防長官は16日、紅海で商船襲撃を続けるイエメンの親イラン武装組織フーシ派に対する軍事作戦について「フーシ派が攻撃をやめると言えば終了するが、それまでは容赦なく実行する」と述べ、継続する考えを強調した。FOXニュースの番組で語った。
イエメンの地元当局によると、フーシ派が支配する首都サヌアなどへの15日の空爆では、少なくとも53人が死亡。ロイター通信は、1月のトランプ米大統領の就任以降では「中東で最大の軍事作戦」になったと報じた。米当局者は作戦に関し、数週間続く可能性があると語った。
中東の衛星テレビ局アルジャジーラはイエメンの通信社の報道として、フーシ派が2023年に拿捕(だほ)した日本郵船運航の自動車運搬船「ギャラクシー・リーダー」も米軍の攻撃を受けたと伝えた。被害状況は不明。