米、「侵略」表現に反対=ロシア侵攻巡るG7首脳声明―英紙 2025年02月21日 06時45分

2024年6月にイタリアで開かれた先進7カ国首脳会議(G7サミット)に臨む各国首脳ら(EPA時事)
2024年6月にイタリアで開かれた先進7カ国首脳会議(G7サミット)に臨む各国首脳ら(EPA時事)

 【ワシントン時事】英紙フィナンシャル・タイムズは20日、ロシアのウクライナ侵攻3年に合わせた先進7カ国(G7)首脳声明を巡り、トランプ米政権が「侵略」の表現を盛り込むことに反対していると報じた。
 「侵略」は過去のG7声明で繰り返し使用されてきた表現。米側は、侵攻を「ウクライナ紛争」と見なすトランプ政権の見解に沿って表現を和らげるべきだと主張している。欧州当局者は「ロシアとウクライナを区別しなければならない点は断固として譲らない」と強調し、米側に翻意を促している。
 G7首脳は侵攻3年を迎える24日にビデオ会議を開く方向で調整中。だが、2023、24年に参加したウクライナのゼレンスキー大統領の出席は確定していないという。イタリアのメローニ首相は欠席し、外相が代理出席する。 

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