トランプ氏「ヘリが間違っていた」=旅客機との衝突事故―乗客や兵士ら67人絶望・米 2025年01月31日 07時36分
【ワシントン時事】トランプ米大統領は30日、首都ワシントン近郊で29日に発生した旅客機と米軍ヘリコプターの空中衝突事故についてホワイトハウスで記者会見し、事故原因は分からないとしつつも「明らかにヘリは間違った時間に、間違った場所にいた」との見解を示した。乗客乗員と兵士の計67人に「生存者はいない」と語った。
トランプ氏は、進路変更が可能なヘリが「何かの理由で(同じ高度で旅客機の方へ)進み続けた、最後に少し旋回したが、手遅れだった」と指摘した。航空管制官の責任を巡っては、対応の遅さを示唆した。
事故を調査している運輸安全委員会(NTSB)は30日の記者会見で、連邦航空局(FAA)から提供された情報の分析を急いでいると説明し、30日以内に予備的な報告書を提出すると明らかにした。米メディアによると、旅客機の飛行記録を収めたブラックボックスが回収された。