台湾元副総統が参列=頼氏出席の希望実現せず―ローマ教皇葬儀 2025年04月23日 16時15分

【台北時事】台湾外交部(外務省)は23日、バチカンで26日に行われるフランシスコ・ローマ教皇の葬儀に頼清徳総統の特使として陳建仁・元副総統が参列すると発表した。外交部は頼氏の出席を希望すると打診したが実現しなかった。バチカンは中国との関係を考慮したとみられる。
バチカンは欧州で唯一、台湾と外交関係を保つが、1951年に断交した中国との関係改善にも動いている。台湾の中央通信社によると、外交部の呉志中政務次長(次官)は「最重要目標」の頼氏参列に向け「全力で交渉中」と述べていた。