「安価で高性能」にほころび=アプリの正答率17%―中国ディープシーク 2025年01月30日 14時58分

中国の「ディープシーク(深度求索)」が開発した生成AI(人工知能)アプリのアイコン(AFP時事)
中国の「ディープシーク(深度求索)」が開発した生成AI(人工知能)アプリのアイコン(AFP時事)

 【シリコンバレー時事】情報の信頼性を分析する米ニュースガードは29日、中国新興企業ディープシーク(深度求索)の生成AI(人工知能)アプリを検証した結果、正答率が17%だったと発表した。米オープンAIが開発した生成AIの基盤モデルに匹敵する性能を低コストで実現したとの主張が、ほころびを見せ始めている。
 ディープシークは、自社開発した生成AIの基盤モデルを搭載したアプリを公開。米アップルの米国のアプリストアで最近、無料アプリのダウンロード数で首位に立ち、話題となった。
 ニュースガードは、他の生成AIの回答精度を測るのに使ってきた300の質問を活用。結果は30%が誤りで、53%があいまいもしくは役に立たないものだった。「失敗率」は83%と、欧米競合アプリの平均(62%)より高かった。 

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