トランプ氏、ガザ停戦へ始動=イスラエル・カタールに特使派遣―報道 2024年12月05日 14時14分

トランプ次期米政権で中東問題担当特使を務めるウィトコフ氏=7月18日、中西部ウィスコンシン州ミルウォーキー(AFP時事)
トランプ次期米政権で中東問題担当特使を務めるウィトコフ氏=7月18日、中西部ウィスコンシン州ミルウォーキー(AFP時事)

 【イスタンブール時事】ロイター通信は4日、トランプ次期米政権で中東問題担当特使を務めるウィトコフ氏が11月下旬、イスラエルのネタニヤフ首相らと会談していたと報じた。停滞するパレスチナ自治区ガザの停戦交渉について協議したとみられる。トランプ氏は来年1月20日の大統領就任を前に、イスラム組織ハマスによる人質解放と停戦実現を目指し、早くも仲介に積極姿勢を見せているもようだ。
 ウィトコフ氏は11月22日に仲介国カタールを訪問し、ムハンマド首相兼外相と会談。両者は「トランプ氏の就任前に停戦を実現させる必要がある」との認識で一致した。カタールは先に、イスラエルとハマスが停戦への「真剣さ」を見せない限り、仲介を中断すると発表していたが、関係者はロイターに、再び仲介役を務める方針に転じたとの見方を示した。
 ウィトコフ氏は翌23日にイスラエルを訪問し、ネタニヤフ氏と会談したという。 

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