米大統領「高いレベルで会談を」=ロ・ウクライナに直接対話促す 2025年04月26日 09時35分

トランプ米大統領=25日、米ワシントン(AFP時事)
トランプ米大統領=25日、米ワシントン(AFP時事)

 【ワシントン時事】トランプ米大統領は25日、自身のSNSで、ロシアとウクライナが停戦合意に近づいているとして、「両国は今こそ『(交渉を)終わらせる』ために非常に高いレベルで会うべきだ」と主張した。双方が直接対話を通じ、停戦実現に向けて交渉するよう求めた。
 ロシアのプーチン大統領は25日、モスクワを訪れた米国のウィトコフ中東担当特使と会談。協議は約3時間に及び、ロシアとウクライナが停戦について直接話し合う可能性を模索した。
 トランプ氏は同日、フランシスコ・ローマ教皇の葬儀参列のためイタリアに向かう機中で「非常に良い会談だったと聞いている」と記者団に説明。イタリア到着後にSNSに投稿し、「大半の主要な点には合意した。われわれはこの残酷で無意味な戦争を終結に導くためなら、どこへでも必要な場所に行く」と強調した。
 AFP通信によれば、ウクライナのゼレンスキー大統領は22日、「停戦実現後」という条件を付けた上で「いかなる形式でもテーブルに着く用意がある」と表明。ロシアとの直接対話に前向きな姿勢を示していた。 

海外経済ニュース