北朝鮮で新型駆逐艦の進水式=正恩氏演説、来年にも配備へ 2025年04月26日 16時56分

25日、北朝鮮西部・南浦市で開かれた新型駆逐艦の進水式(朝鮮中央通信提供)(EPA時事)
25日、北朝鮮西部・南浦市で開かれた新型駆逐艦の進水式(朝鮮中央通信提供)(EPA時事)

 【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮中央通信は26日、新たに建造された5000トン級駆逐艦の進水式が西部・南浦市の造船所で25日に行われたと報じた。金正恩朝鮮労働党総書記が出席し、「わが海軍の武力を現代化する上で突破口が開かれた」と演説。駆逐艦は来年にも海軍に引き渡される見通しという。
 駆逐艦には「超音速戦略巡航ミサイル」や「戦術弾道ミサイル」などの攻撃兵器を搭載でき、正恩氏は「地上作戦に対する海軍の関与を強められるようになった」と強調。今後も巡洋艦などを続けて建造し、「遠洋作戦艦隊」を設ける考えを表明した。
 駆逐艦は、抗日闘争時代からの故金日成主席の盟友である故崔賢氏にちなみ「崔賢」と命名された。 

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