トランプ氏特使、イスラエル首相と会談か=就任前のガザ停戦目指す 2024年12月05日 09時19分
【ワシントン時事】ロイター通信は4日、トランプ次期米政権で中東問題担当特使を務めるウィトコフ氏が11月下旬、イスラエルのネタニヤフ首相らと会談していたと報じた。パレスチナ自治区ガザで続くイスラエルとイスラム組織ハマスの停戦に向けて協議したとみられる。
ハマスに拘束されているイスラエル人や米国人の人質の解放と戦闘の休止を目指した停戦交渉は、ハマス側が譲歩を拒否していることなどから停滞。トランプ氏は2025年1月20日の大統領就任までに停戦を実現させたい考えと伝えられており、ウィトコフ氏が交渉に乗り出した可能性がある。
ロイターによると、ウィトコフ氏は11月22日、仲介国カタールを訪問し、ムハンマド首相兼外相と会談。双方はトランプ氏就任前の停戦が「必要だ」との認識で一致した。翌23日にはイスラエルを訪れ、ネタニヤフ氏との協議に臨んだという。